ロボスフットボールクラブ日報、週報、いや月報?季報?年報かも

横浜市で活動しているロボスフットボールクラブです。クラブのスローガンはSUSTAINABLE FOOTBALL。好きなサッカーを長い人生で、ずっと楽しんでもらえるように。横浜/保土ヶ谷/旭/戸塚

習慣でほぼ決まる 〜 U-13・リーベルプント戦

 

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4/8(日)【 U-13・ラコリーニャス 】

vs リーベルプントFC

 

新年度からクラブ名がスエルテからロボスと変わり、それに伴い活動が始まったジュニアユース・U-13(ラコリーニャス)も、前途洋々なのか前途多難なのか、きっと両方だけど、とにかくスタートしてます。

横浜市内外、8つのクラブやスクールから集まった新中学一年生、ジャスト11名での船出。
3月の春休みにイレギュラーで練習試合を2試合。そして4月に入り、とうとう通常練習も始まった。

3月に行った2回の練習試合では、スペースもあったおかげでそれぞれがある程度は思い通りにプレーできていたから、各選手の特徴や良さなどを何となく掴めてきたかなという感触をこちらは持っていた。
しかし4月に入り、昔からお世話になっている《やらり〜》こと屋良さんにお願いして行ったリーベルプントFCとの試合で、その感触は一気にひっくり返ることに。

当日はフルサイズではなく、ハーフコートでの試合。
「もう中学生なんだから、狭かろうと11人制でやろうよ!」
という屋良さんのアイデアに乗っかって、小学生の8人制でもやや狭いかなというサイズで、11人制のゲームを行なったわけです。
狭くてやりづらさを見せるようならば、それは単にヘタということ。残酷だけど、それが如実に現れる。

屋良さんからのありがたいプレゼント。それはイコール、彼らにとっての最初の試練。
こういう機会を経て、選手達は成長していくんですよね。

 

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狭いスペースなので、ボールを受けても必ずすぐそばに相手がいる状態ばかり。
その中でもフリーな瞬間を作る工夫だったり、もしくは例え相手が数十センチの間合いにいたとしても「全然余裕」と思える心のフリーが必要なのだけれど、その習慣はまだついてない。

頭で考える余裕がある時は「こうしよう」と思えた通りにプレーできるのは当たり前だが、頭で考える余裕がないこの日のような状態に陥った時、ようやくその選手の「本来の姿」が現れる。表れる、ではなくまさに「現れる」のだ。
隠れていた本来の姿、が。

では隠れていた本来の姿って一体何者かといえば、それは「習慣」そのもの。
選手それぞれがこれまでに身につけている習慣が、咄嗟の場面では必ず現れ、時には助け、時には足を引っ張るゾンビになる。

リーベルの選手達は寄せが早くて速くてなおかつ強いから、考える時間も、間合いを取る余裕も、うちの選手達に一切与えてくれない。
そういう時間が続いたこの日のゲーム。あらゆる場面で、うちの選手達の体に染みついている習慣、そしてそれは今まで見えなかった習慣 …
それが、わかりやすいほどに如実に現れていた。

繰り返すが、頭で考える時間も余裕もない時には、咄嗟の反応で「習慣」しか出せない。
当然その習慣には良し悪しがあるから、強い相手と戦う時は、その時点で染みついている習慣によって、プレーはほぼ決まる。
習慣の量の差、良い習慣の差で、勝負も決まる。これは間違いない。

彼らの中に搭載されている「習慣」が、初めて見えた日。
ここから3年間、これを良い習慣にアップデートしていかなければならない。

練習とは、良い習慣をつけること。結局この言葉に繋がるのだ。
良い相手との試合でなければ気づけないことがたくさんある。屋良さん、ありがとうございました!