ロボスフットボールクラブ日報、週報、いや月報?季報?年報かも

横浜市で活動しているロボスフットボールクラブです。クラブのスローガンはSUSTAINABLE FOOTBALL。好きなサッカーを長い人生で、ずっと楽しんでもらえるように。横浜/保土ヶ谷/旭/戸塚

水を得た魚、解放されたポテンシャル

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9月8日(土)

U-10 vs Locostyle FC、芦子SC

(境グリーンテクパーク)

 

Locostyle FCさんにお呼ばれし、U-10で秦野まで。

Locostyle代表の加治さん、そしてスタッフの丸山さんには、昔からとてもお世話になってます。

こうして、お互いを理解し合えていて気心の知れている同士の試合は、心が穏やかでいられるから嬉しいです。毎回こういう試合だったらいいのに。

 

いろいろ思うところもあり、この日は選手たちにほぼ全てを任せ、僕は少し引いた立場で彼らと関わりました。試合中も、丸山さんや加治さんと話しながら眺めたり。こういうの、ホント好き。

 

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ベッタリがっつり子ども達に関わってお世話も焼き采配も全てこちらで!なんてやってしまうと、やはり余裕がなくなって子ども達一人一人を客観的に見られなくなったり、目に見えないその子の考えとか思いとか発想などを、見逃してしまうことの方が多い。

 

だからこの日のように一歩引いた立場で彼らと接するのが、今のところは一番いいかなと思ってます。

そしてその方が、子ども達も僕に依存することなく、任されたことを意気に感じてくれ、余計に力を発揮すると思うのです。

少なくともこの日の彼らは、まさにそんな感じでした。自信満々でプレーしていたし、こちらの予想を超える発想を、何度も見せてくれて。

4年生たち、本当に逞しくなりました。逞しくなったぶん、良い意味でゆとりも出てきてるよね。

 

試合を観ながらあんなに楽しくワクワクさを感じることが出来たのも、何だか久しぶりだなぁと。

それも、やはりLocostyleさんが創り出してくれた会場や試合の雰囲気のおかげもあるわけです。

加治さん、丸山さん、ありがとうございました!

 

この日はU-10という括り。いつも「U-10」は4年生に加えて3年生を3名招集して行くことが多いのだけれど、これまではまだ「お客さん」の域を脱していなかった3年生3名が、最近の成長ぶりを証明して、もうすっかり「主力」状態。遠慮もせず、年上相手にビビることもなく、自分の特徴をそれぞれ存分に出してくれていて、夏を超えて倍々スピードでステージを駆け上がったなぁと、改めて実感。これは本当に嬉しかったな。

 

さらに

その3年生たちに加え、この日は2年生からも2名、急きょ招集しメンバーに加えました。

この2人、能力がとにかく高く、その規格外のポテンシャルが最近さらに爆発してるので、もうこれはU-8カテゴリーに閉じ込めておくのはもったいない、もっと上のカテゴリーでやらせたほうがさらに伸びるだろう、という判断で今回呼んでみたんですが

 

正直どれくらいやれるかな、という思いがあったものの、最初の1プレー目から、その疑案は取り越し苦労に終わったのでした。

 

水を得た魚って、まさにあぁいうことを言うのだろう。

 

U-8の中でやる時は彼らが攻守ともに中心になって馬車馬のように獅子奮迅するのだけれど、U-10に入れば「ゴールを獲る」ことだけに専念すればいいから、なおさら爆発力が増すわけです。

U-10のゲームだからピッチも広い。その分スペースもあるし、良いタイミングで走れば、4年生たちはそれが見えるから良いスルーパスが次々に出てくる。そうしているうち、試合中にそのタイミングもどんどん掴んできて、動き出し、動き直しの質を自分でどんどん上げていける。もうこれは才能と言うしかないのだけれど(語彙力)

 

抜群の動き出しでスルーパスを引き出し、前む向けば爆発的なスイッチが入り、足元でパスを受けて後ろを向いている状態でも強引に前を向こうとする気骨。そして相手に最後まで食らいつく、その闘争心。案の定、ゴールも獲ってしまった。

弱冠2年生のふたりがこの日に見せた恐ろしいほどのポテンシャルを目の当たりにして僕は震え上がるとともに、今までU-8カテゴリーだけに閉じ込めていたことで彼らの持つ才能を今までいかに制限してしまっていたのかと、自ら先見の明のなさを思い知ったのでした。

 

子どもたちの能力を大人がスポイルすることなく、いかに引き出していける環境を用意してあげられるか。その必要性を、改めて思い知った一日。だからこそこれからが楽しみになって、4年生たちを乗せての帰り道は、ワクワクのドライブだったのだけど。

 

その帰り道の途中、ある卒業生から、一通のLINEが送られてきました。

この件については、また今度。