ロボスフットボールクラブ日報、週報、いや月報?季報?年報かも

横浜市で活動しているロボスフットボールクラブです。クラブのスローガンはSUSTAINABLE FOOTBALL。好きなサッカーを長い人生で、ずっと楽しんでもらえるように。横浜/保土ヶ谷/旭/戸塚

ゴブンノゴ、ジュニアユースをつくった意義

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2月8日(金)金曜練習

まずは小学生

 

ゲーム練習の前に各チームでミーティングをしてからゲームに臨むのだけど、だいたい、そのミーティングの内容は「ポジション」決めになってしまう。

だんだんそのミーティングのレベルを上げていって、個々のプレーの質や味方同士でそれをどうシェアし、チームとしてどういうゲームをしていこうかというふうになっていってほしいのだけど、正直、まだそこまでにはあまり至っていない。

 

で、ポジションを決めただけの後にゲームをすると「ポジション通り」「ここだけやってればいい」というマインドでプレーする子が出てくる。

もちろんポジションを守ることは大事なのだけれど、それはあくまでも戻る場所であったり、基準の話。そこをスタートにして、自分でどうその場所から自主的に離れ、また味方が開けた場所を埋め、味方同士を感じながら、各々で状況に応じて柔軟にそして勇敢にプレーをしてほしいのだけれど。

 

この日のゲームは5人制。だから皆を集め

「5分の1だけやってればいい、というマインドが一番ダメだぜ」と伝えた。

5分の1に留まらず、2人分、3人分、はたまた「えぇい、もう俺が5人分すべてやったるわ!」というマインドを併せ持ってほしい、と。

もちろん、まだそんな自信もなく、自分の中でプレーの基準を持てていない子に関しては、最低限「5分の1」をしっかりやればいい。その基準の指標は大事だ。

 

でも「君はもっとやれるやろ」という子が、たまに「これだけやってればいいや」とばかりに5分の1だけのアリバイプレーで済ませてしまう現象も多々、あらわれる。

この日、そんなプレーがいつもよりも多く見られたので、そこは多少強めに言い聞かせたわけです。

5分の1で満足するな!って。

うちのスタイルがどうこう、みたいな押し付けはしたくないけれど、でも、このクラブでサッカーをする以上、そこのマインドの部分だけは最低限のプライドとして持ってほしい、と伝えました。

こういう話をしたのも、久しぶりなような気がするけれど。

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小学生の練習を終え、僕はジュニアユースの練習会場へ。


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保土ヶ谷公園にて、ジュニアユース(U-13)のトレーニング。

着いた頃には、大和コーチによるポジショナルプレーのトレーニングが佳境に入っていた。

中学生にもなれば、さすがに5分の5全てを一人でやるわけにはいかない。周りも、そんなレベルにはもういない。

だからこそ、改めての基準づくり。頭の中と目の整理。どこを観て、どう解釈するか。それを、味方の中で行うプレーでどう表現するか。

一つのクラブでジュニアとジュニアユースを併せ持つようになると、こうした段階を追っての指導が9年計画でしていける。だからなおさら、ジュニア年代でまずはしっかり身につけてほしいことを、慌てず急がずに指導することもできてくる。

 

この日のジュニアとジュニアユース、それぞれで見られたトレーニングのコントラストで、ジュニアユースをつくった意義を改めて実感できたのでした。