相手の覚悟と気迫に呑み込まれたゲーム
9月22日(日)
【 ジュニアユース 】LØBOS.FC.ラコリーニャス
U-14リーグ
(伊勢原市立石田小学校)
前節(8日)のリーグ戦、敗れはしたもののこれまでで最高のパフォーマンスを見せることができた。
その次、となったこの日のゲーム。
U-14リーグはグループ内で対戦を二巡する。この日の対戦相手であるイトゥアーノ横浜さんと前回戦った一巡目のゲームでは、0-3で敗れた。
その後、7月に高円宮杯予選で同グループになり対戦した時は、先制したものの試合終了間際のCKで追いつかれ、1-1の引き分け。
つまり一回ごとにスコア差を詰めていたわけで、さらにうちは前節にターニングポイントとなるような好内容のゲームをしたばかり。
右肩上がりで内容が良くなっているこの流れのまま、さらに良い内容で、今回は勝敗をひっくり返せることがきっと出来るのではないか、と思って臨んでいた。
しかしやはり勝負事、そして育成ましてや不安定な中学生の世界。思うようにはいかないですね。
前半、前回とは違う相手のフォーメーションに戸惑うことが多く、ボールを奪った後の持ち出し方、展開の仕方が明らかにうまくいかなかった。
修正は図ったものの、後半もその流れを変えることはできず。結果、こちらの拙いミスも絡んで0-3で敗れてしまった。
何よりも、相手のイトゥアーノ横浜さんはこの日11人ジャスト。交代メンバーが一人もいない状況だった。うちに一回ごとにスコアを詰められていることと、そして誰も交代ができない崖っぷちのところで戦わなければいけない、という覚悟や気迫というものが、完全にうちの選手たちを呑み込んでいたように思う。明らかに、選手たちの顔つきが違ってた。
どんなゲームでも、必ず勉強になるし学べることがある。この日のイトゥアーノの選手たちが見せたゲームに対する姿勢は、充分に学ばなければならないことだった。
先ほど「右肩上がり」なんて書いたけれど、そんな言葉は育成ではあり得ないということを、こういう日に思い出させてくれる。
「一歩進んで二歩下がる」この繰り返しで、少しずつ進んでいくものなのだなと。
イトゥアーノ横浜さん、素晴らしいゲームをありがとうございました。