本当の拘りとは。指標となるチームと出会えた幸せ
3月23日(月)ジュニアユース・トレーニング
うちはいつでも自由参加。コロナ禍のこんなご時世だけれど、選手・コーチそれぞれ各自が気をつけながら、そして参加するのかしないのかも各自が家庭で話し合って考えた末で来てくれるのなら、日常の練習はなるべくやりたいと思ってる。
しかし、来週にもなれば、こんな悠長なことも言ってられない事態になっているのかもしれない。
その変化をキャッチする感度は高く持っていなければいけないから、現場で選手を預かる立場としては、常にレーダーを張り巡らせてヒリヒリしていたい。
思い込みは厳禁だ。
この日は新たにひとり、入団の意思を示してくれる6年生が来てくれた。
随分前に一度だけ体験に来ただけの子だったのだが、この日いきなり、入団申込書を持って現れてくれた。
話した感じ、彼の中で自分の意思が強烈にあるように見える子だから、プレーを観ていてもそりゃぁ楽しい。
彼だけに限らず、まだ強豪でも名門でもないこのクラブを選んでくれた新一年生達。これから一緒に過ごす3年間が、本当に楽しみだ。
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3月27日(金)ジュニアユース
今年度最後の試合は、エスポルチ藤沢さんと。
(新横浜公園第一運動広場)
本当なら、この日は2019年度のU-13リーグ最終戦のはずだった。
しかしコロナ禍のため、今月の公式戦は全て中止との決定が。その決定の通達が来てすぐに、エスポルチの広山さんに連絡をして試合を申し込んだ。
実はエスポルチさんには、過去、うちの卒業生が3名お世話になっていて。
その3人目、中3のコウセイが先日エスポルチ藤沢を無事卒業したと、彼自身から連絡をくれて。
いろいろあった3年間だったようだけど、エスポルチに入ったことは後悔してない、と自分から伝えてきてくれた。
そんな彼からのメッセージが来た夜、久しぶりに広山さんに連絡をして彼がお世話になったことへのお礼を伝え。
その際に「今度ぜひ試合やりましょう」と言って下さっていたから
「そのうち」「機会があれば」とお茶を濁すのではなく、本当に試合をしてもらおう!と思って、リーグ戦が中止になったと聞いてすぐ、広山さんに連絡をしたのでした。
エスポルチ藤沢。知る人ぞ知る広山晴士さんが指導する、ボールへの拘りをとことん追求するクラブ。個人的感想だけど、その拘りは、きっと関東随一だと思う。
ジュニアユースを立ち上げた以上、エスポルチとは必ず試合をしてもらおう⋯とずっと思っていたのだけれど、このタイミングでようやく実現することができました。
この前日、神奈川県の黒岩知事から今週末の外出自粛要請が出て、神奈川県サッカー協会からは「4月中の公式戦は全て中止」という通達が来た。
そんな中で試合をやるのは非国民扱いされるかもしれないけれど、それでも、この日の試合はやりたかった。
広山さんにも確認した所、二つ返事で「うちは行きます」と言ってくれた。本当に、有り難かった。
この日、残念ながら広山さんは所用で来られなかったのけれど、やっぱり試合ができて良かったと、心から思う。
たぶん8割以上ボールを握られた。そして、エスポルチの選手達がボールに対して見せる本当の拘りを、これでもかと見せつけられた。
拘るって言葉はよく使うけど、本当に拘るってどういうものかということを、うちの選手達も強烈に肌で感じ取ってくれたんじゃないかな。
2本目以降は少し慣れてきたみたいだけれど、それでも、ボールに対する根本の差を、きっとそれぞれが胸に焼きつけざるを得なかったと思う。
こういう試合は、戦術とか二の次。戦術を凌駕する技術への拘り。そして心をどう持つかという、一番大事な「マインド」の部分。
フットボーラーとしてそのマインドでいいのか、そんな自分でいいのかということを、彼らに途中で投げかけた。
年度の最後にそんな話ができたのは、相手がエスポルチだったからこそ。
他のチームとの試合ならば、あそこまでの話はきっとせずに済む。
そういう意味で、年度の最後にふさわしい試合だったと言えるのかもしれないな。
良い指標に出会えました。またぜひ、やってもらいましょう。
エスポルチ藤沢さん、こんな時期に、そして地獄の強風と砂嵐の中、本当にありがとうございました。
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