ロボスフットボールクラブ日報、週報、いや月報?季報?年報かも

横浜市で活動しているロボスフットボールクラブです。クラブのスローガンはSUSTAINABLE FOOTBALL。好きなサッカーを長い人生で、ずっと楽しんでもらえるように。横浜/保土ヶ谷/旭/戸塚

新たな解体新書

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5月11日(金)金曜練習にて
金曜日はカテゴリー混合で学年問わず一緒に練習する日。
画像は メニューのやり方が分からず戸惑っている2年生に、4年生が教えている風景。

人に教えることで自分が上手くなる。
そして
他の選手が上手くなるということは、一緒に練習する自分も上手くなる可能性が上がるということ。
表面に見える技術よりも、そんなことを伝えながらの毎日。

 

そしてもう一つ

金曜は、他の曜日(火・木)よりも「他チームに所属している選手の割合が一番多い」日。

正直に言うと、うちでは絶対に「アカン」としているプレーやマインドが他チームでは「別にOK」とされていたり、その逆もある。その他チームでの習慣をうちに持ち込まれて他の選手に影響を与えるようなことがたまにあるので、そこは本人には申し訳ないけど(本人に罪はないし、悪意ないし)結構強めに指摘する。コレコレこういう理由で、それダメだから。うちでそれやるの(それ言うの)やめてくれ、と。

このように、他チームの子が多々いるというのはネガティブな部分も確かにあるのだけれど、その分、他文化の融合ということでそれがポジティブに働く場合もある。その子に柔軟性があれば、全く色が違う大人の言葉のシャワーを浴びることによって、自身で取捨選択をしていくトレーニングにもなるし、他の子達も、他の文化を晒されることでその良い面は吸収すればいいし、良くない面は、自身で判断してシャットアウトすることが必要になってくる。

自身で分別できなかったり、それ以前に考える習慣すらなければ、あっという間に影響だけを真に受けて、まるで基準のないアリバイプレーヤーが完成してしまう。

 

このように、金曜は結構カオスな環境です。だからオススメ。

 

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その後はU-13のトレーニング。学校行事で参加者激少。
でも、少ないからこそスペシャル。この人数でこそやれること、この人数でしかやれないことをやれるのだから、スペシャル。


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渡す、通す、預ける、戻す、の練習。

パス、ドリブル…
といった大まかな外来用語からの脱却。そろそろ、フットボール版の解体新書2.0を作らなければって、勝手に思ってます。

パス!ではなく
渡すと通すの違い。預ける、戻す、はたく…預けるからにはそのあと何をする?
ドリブル!ではなく
持ち出す、抜く、運ぶ、引きつける、隠す、守る…

日本語って便利で深い。日本語の利点を生かしてプレーを細分化し、プレーのニュアンスを共有する。最近よく言われる「日本サッカーの日本化」は、こういう取組みから始まると思う。
そもそも
オフェンスを攻撃、ディフェンスを守備、って訳したところから間違いが始まってるもんね。

というわけで、フットボール解体新書2.0を地道に作っていく作業を始めまーす。