6歳女性とのひととき
9月11日(火)
園児の時間、いつも僕を楽しませてくれる「天真爛漫」を絵に描いたような女の子が
「今日はサッカー休む」らしく。
部屋で帰りのバスを待っている彼女を見つけたので、窓越しに話し始める。
聞けば、お母さんが入院してしまったらしい。迎えに来られないとかその他いろいろ大変で、サッカーも休まざるを得ないらしい。
彼女「お父さんが、サッカーのある日だけ仕事休んでくれればいいのに」
僕「うーん、でもお父さんも仕事しないといけないし、大変なんだよ」
彼女「そっか」
僕「そうだなぁ」
彼女「思い通りにいかないね」
僕「そうだなぁ。人生、なかなか思い通りにはいかないんだよな」
彼女「そうなの?」
僕「思い通りにいかないことばかりで、俺も悩んでる」
彼女「コーチも大変だねぇ」
僕「楽しいことより、つらいことのほうが多いよ」
彼女「元気出して」
この会話でもわかる通り、彼女は本当に大人びていて、彼女との会話はいつも本当に楽しい。
そんなこんなで彼女との話に浸っていたら、いつの間にサッカーを始める時間になっていた。
気づいたら、そんな僕を尻目に他のサッカーの子達が勝手に集まって勝手にチームを分けて、勝手にゲームを始めてくれていた。もう最高だ。
サッカーを習いに来てない、サッカーをしに来ている園児たちの、高度な自主性。
おかげで、あの彼女とまださらに話し続けることができた。
僕「俺、早く結婚したいんだけど、どうしたらいい?」
彼女(6歳女性)
「筋肉つけて、あともう少し大人っぽくなればいいと思う」
今夜から腹筋やる。
人生なかなか思い通りにはいかない。つらいことも突然起こる。
でも、やっぱり人生楽しまなければいけないと、彼女から学んだのだ。