U-9・強化合宿 〜 ドリブル、チーム感、最後にトイレ事件
10月6〜7日(土日)
U-9(2.3年生)強化合宿
(シンドバッド座間)
夏休みに実施した低学年の夏合宿はサッカー以外にも海や遊びの要素だったり宿泊訓練的な意味合いも大きかったので、この子達には、なるべく早いうちにサッカーに特化した合宿をやりたいなと思ってました。
それで色々なタイミングを加味した上で、この日程で開催。対象は2.3年生。
同じ神奈川県内、しかもコートと宿泊施設がセットになっているというGOODな環境の『シンドバッド座間』さんを、今回初めて利用させてもらいました。
夏合宿に引き続き、早貴コーチも再び参加。
彼女がいると、子ども達が自然と笑顔になる(たぶん俺もなってる)
もはや、合宿に欠かせないお方です。
そんな彼女ですが「ブログは絶対に書かない!インスタならOK」と言うので、ロボスのインスタ担当大臣に就任。ロボスのInstagram(@lobos_yokohama)にて、サキスタグラムが始まりました。
さっそく初投稿してるとこ
今回のブログ内にある画像も、ほぼ彼女が撮ってくれたものです。
(ちなみに、彼女は僕以上の雨女です。昔から)
今回は残念ながら休みが多く、2.3年生合わせて13名のみの合宿。
しかし、少ないからこそスペシャル。これはいつも言うけど、うちの一つのキーワードでもある。
普段の練習でも試合でも、色々な事情で人数が少ない日もある。でも多くの仲間が休んでるその日でもこうして来てる、今ここにいる人はそれだけでスペシャルなんだぜ、だから、やっぱり今日来て良かった…と思えるように、充実した時間にしていこう、と。
そう説明した上で、今回は「ドリブル強化合宿」と銘打ち、2日間のスタート。
徹底してドリブルに拘ってやるからねと子ども達には言ったけど「でもコーチ達が言うこととプラスして、自分で《こうなりたい》とか《これが出来るようになりたい》という自分だけのものを、必ず持ちながらやってほしい」ということは、開始時に強く伝えました。
何もこれは今回に限ったことではなく、普段の練習でも大切なことなのだけど。
言われたことや提示された練習メニューだけに沿ってやるだけなら、みんな同じになってしまう。
でもそこに自分だけの《これが出来るようになりたい》を加えることで、同じ練習をしながらも、みんな違う選手になっていく。これは、この年代からの習慣マインドとして持ち合わせてほしいなと思ってます。
これキツい練習なんだけど、笑ってる。よい!
勘違いされがちだけど、ドリブル強化といっても、ドリブルが上手くなるとか、相手を抜けるようになるとか、それが目的でやるわけじゃない。
では何のためにドリブルを徹底して練習するのか?というところは、うちでは逆説的に考えてます。
長くなるので続きはまた今度書くけれど、その効果が、2日目の午後に行なったトレーニングマッチでさっそく表れてましたね。詳しくは2日目のところで。
とにかく
サッカーとはどういう特性と側面を持つスポーツなのかということをベースに考えると、ドリブルは、とっても重要なファクターとなるのです。
暑い中、みんなよく頑張ってました。
リラックスタイム。ほら、やっぱり自然に笑ってる。
この日が誕生日だった人(8歳男性)に、サプライズで水ぶっかけ。
かけられてるのにまだリアクションをしてない瞬間を捉えた、奇跡の一枚。
夕食。
夕食の後に画像MTG。あるクラブ(横浜の某アドリブラーたち)の懐かしい映像を子ども達に見せながら「ドリブルは何のためにあるのか」「ドリブルしてる時、目線の先はどこへ向かい、頭の中は何を描いているのか」「ドリブルの先には何があるのか」
といったところを、説明しながらのMTG。
「今日はあえてそこまで言わなかったけど、明日はそこを意識してやってみよかー」と。
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2日目(10/7)
午前中、昨夜の話を踏まえてまたみっちりドリ練をしようと思っていたのだけど、最初のゲームの中身と雰囲気がだんだん良くなっていったので、練習はせずにこのままゲームでいこう、と方針転換。
ゲームの中でのMix upが、一番効果的だしね。個々を見ても、ほぼみんなしっかり昨夜の話を意識してやっているようでした。
昼食を済ませた後、試合へ向けて出発。2日間お世話になったシンドバッド座間さん、ありがとうございました。
午後 〜 Ling.FC.依知さんとの、トレーニングマッチ
今回、この合宿に合わせて試合を組んでくれた大木さん。
大木さんは、日本で一番、気の利くサッカーコーチです(本当にそう)
今回の試合を組んでくれただけでなく、僕らコーチ陣用の飲み物やスイーツまでも用意して待っていてくれました。ご馳走さまでした。
某・ある人はシュークリーム2個食べてたよ!
3年生3名、2年生10名の計13名で1チーム。
今回の合宿限定のメンバー構成だけど、何だかとても、良いチームの姿になっていた。
以前よりも広がりを自然に見せ、ドリブルだけでなく相手を食いつかせたタイミングを見計らってパスを渡してまたもらう、その次の3人目がまた連鎖して受ける…といったような、チームの繋がりが随所に見えていて。
ドリブルに拘って練習した成果で、以前よりも明らかに「パスのタイミング」がよくなってきた。
受ける動きも、増えてきた。ドリブル練習の効果と付随物、そして良い副作用。
ドリブルの練習をする意味を、子ども達がしっかりと受け止めて、実証してくれた試合となりました。
面白かった!そしてこの合宿は大成功。みんな、たった2日間で成長したね。
人数少なくても、やった甲斐がありました。
ほぼ姉妹
姉妹の仲間に入れてほしくて仕方ない人
なんとか仲間入り
ゴール!
早貴コーチが決めた2日間の共通ルール
「喜ばなきゃ0点だぜ」
この写真、すごく好きだ。
「チーム」感が、以前よりも濃くなってきた。
そして試合終盤 … 衝撃的な事件が発生。
気づいたら、GKをしてる子(8歳男性、前日が誕生日)が試合中にゴールを放り出しピッチを抜け出し、トイレに行くという前代未聞の事態が発生。
そして場内騒然(笑)
マジでびっくりした… 目が点になるってあぁいうことをいうのか、という顔してたと思う。俺
しかし、センターバックの位置にいたのが彼の兄(3年)
ピッチを抜け出しトイレに行った弟が帰ってくるまで、彼がしっかりカバーしてたのが何とも微笑ましく。
その時、センターバックにいたのが自分の兄だから安心して行ったのか、むしろそんなことすら考えていなかったのか、それとも、前日に水ぶっかけたからトイレが近くなっていたのか 笑
弟「もう漏れると思った」(平然)
兄「アイツがいきなりいなくなったから仕方なく下がった」(若干キレ気味)
カバーしてる兄と、ダッシュでトイレから戻る弟の画像がこちら
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2018年で一番ウケる光景
うちは、普段の練習では「水分補給もトイレもいちいちコーチに言わず自分の判断でいつでも勝手に行くように」と言っているのだけど、、
それ、拡大解釈しすぎだし!アドリブ発揮しすぎだし!
でもよく考えたら試合の状況見て行ってる。やっぱりエラい!
とにかく
コーチ人生も結構長いけど、試合中にトイレに行くやつは初めて見た。あー面白かった。
試合後の栄養補給タイム。
この顔が全てを物語ってますね。2日間、やって良かったです。
そしてLing.FC・大木さん、本当にありがとうございました!
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試合を終え、横浜に帰る前に会場近くの名店「卵菓屋」へ。
ソフトクリームとプリン、やっぱりここは本当に美味しい!
無事終了。2日間お疲れさま!