仕方ないから守備してあげた
10月21日(日)
2年生はこの日、午前と午後で試合のハシゴでした。
悲喜こもごも、色々あった1日をプレイバック。
まずは午前、朝イチで行われたレコスリーグから。
(東京横浜ドイツ学園)
ゴール裏はアウェー感たっぷり。1プレーごとに歓声や悲鳴が上がる。最高の雰囲気!
喜ばなきゃ0点だぜっ
やっぱり回りたい 笑
シュート外して天を仰ぐ。こういう感情表現も豊かになってきた。大事。
A・B に分かれ、2面同時進行でのゲーム。
Aチームは今季のレコスリーグ初戦で惜しくも1-2で敗れた相手に、この日は7-2で勝利。こうして成長の証を実感できるのは、リーグ戦の醍醐味でもありますね。某・韋駄天ドリブラーの全抜きゴールには、僕も思わず「堂安!」と叫びながら両手上げて喜んじゃった。
Bチームも、10-3で勝利。みんなとってもアグレッシブだった。イキイキ、という言葉がぴったり来てた感じ。
ということで両コートとも、とっても盛り上がって良い雰囲気。
うちのギャラリーも、ドイツ陣営に負けず劣らず、でもこちらは熱くというよりも楽しそうに、盛り上がっておりました。
AとかBとか関係なく、全員でお疲れハイタッチ 〜
ひとつのクラブ。自分の子供じゃなくても「うちの子」って言ってほしい。みたいな。
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レコスリーグを終え、午後の試合は15時。一旦帰宅してから来る子と、久保田と一緒にそのまま電車移動する子と分かれての行動。
電車移動組はドイツ学園裏の広大なナントカ公園でお弁当を食べ、遊びまくってからの電車移動。
当然、電車の中では …
全員顔が死んでた 笑
試合と遊びで疲れ切った選手達を連れ、ようやく午後の会場へ到着。
一旦帰宅したメンバー達も続々と到着し、午後の部、vs 港南台SCがkick off。
午前のレコスとは違い、広いピッチで、人数は7人制。最初はもっと広いピッチが用意されていておそらく8人制でやる予定でいたと思うんだけど、港南台SCさんがとても柔軟で「やっぱり広すぎっすよね」となり、ピッチサイズを狭めてくれてました。
有り難い…!こういう柔軟性のあるチーム、少年団ではなかなかお目にかかれないので新鮮でした。
いざ試合。午前の疲れもあるのだろうけど、約半分がとても緩い感じでのゲーム。動きの緩さというよりも、頭と心の緩さ。
自分達でポジションを決めるのはいいのだけれど、そこさえやればいい、というマインドでトップの位置から一切動かない子(午前では攻守に渡る大活躍だったのに)
そうかと思えば、デカい相手に我を忘れ、ただただ猪突猛進してあっさり奪われる、なおかつ奪い返しに行かない子や
相手の寄せ具合や場所に関わらず、ただただ自分の触りたいようにボールを触り奪われる子とか
そして面白いのが、現時点で2年生チームの中心になっているような子達が、こういうプレーを見せてしまっていたということ。ピッチサイズや人数や試合設定により、まだまだその全ての状況にアジャストして自分の良さを出せるところまではいっていないんだなと、そんな気づきをもらえたので逆に良かったかも。
そしてそんな子達を尻目に「なら自分がやってやりまっせ」というアグレッシブさとクレバーさを見せてくれる子が現れてくれたりするから、また面白い。この日も、試合中盤からそういう子がバンバン出てきた。緩いメンバー達を僕が次々と替え、ベンチ横で説教してるのを聞いていたのか、それをカバーすることをピッチ内でどんどんやってくれる。
あー、あいつあんなに責任感持ってやれるのか、あ、あいつこんなことも出来るんだと、得てしてこういう時に気づかされたりする。
さらに
↓↓
攻撃ばかりにうつつを抜かす男どもに愛想をつかし、最後方で相手カウンターの芽を摘んでくれていた8歳女性。
「仕方ないから、うちが守備してあげてた」
『みんな攻撃したいし、できれば守備なんかしたくないけど、でも勝ちたいからさ、仕方ないから俺が、私が守備してやるわ』
っていう、この「仕方ないからやってやるよマインド」を自分で実行できるのが、大人のフットボーラー。つまり彼女はすでにオトナフットボーラーの仲間入り。きっとこれからグングン上手くなると思うな。
彼女に限らず、結果的にまた一つ、全体のレベルが上がった一日になりました。
港南台SCさん、ありがとうございました!
試合後、港南台SCの松尾コーチから
「この間のブログを読んで、自分にはこんなことしか出来ませんが…」と、次回の卒業生サッカー広場(30日)のために、お菓子を大量にプレゼントしてくれました。
こんな優しさと気遣いに溢れたコーチに教わっている港南台SCの子達は、きっと幸せ者だ。
松尾さん、本当にありがとう!