今年最高をまた更新 〜 U-12・TRM
11月25日(日)
U-12 vs 港南台SC
うちのU-13にも選手を送り出してくれている、港南台SCさんとのゲーム。
先週のレコスリーグと同様、この日もU-12のカテゴライズながら、怪我やら成長痛やら用事やらで6年生はたった一人。あとは全て4.5年生。
こんな日には必ず話すこと
「人数が少ない日こそ、来た人はそれだけでスペシャルなんだぜ」
そういうことです。
少ないからこそスペシャル。これは、うちのクラブが共有する大切なキーワードのうちの一つ。
よくある、ひとつの練習試合。しかも6年いない、人数少ない…とか
しかしこういう試合でだっていくらでも成長するし、感動もするし、発見もたくさんある。
むしろ、それらはこういう日のほうが多いかもしれない。
この日もやっぱりそう。sakistaglamにもあるように、観ていて本当に楽しかった!
ドリブルを起点にして相手を動かし引きつけて穴を開けてからのスルーパス。うちのスタイルをザックリ言うとおそらくこんな感じなんだけど、力も適度に抜けて、なおかつ戦わなきゃいけないところは戦って、熱さと遊び心と冷静さの中で、味方同士が繋がりながら最後は中央を崩していく。
味方を生かし、自分が活きる。「いきる」の字の違いが重要なのだが、説明するのは難しい。ニュアンスで感じ取ってもらえれば。
そのサジ加減と個々のアドリブの入り具合、何よりその場の試合を楽しむ姿勢が、この日はたくさん見られた。
だから、観ているこっちも楽しかったのだと思うし。
今日は、右クロスからのヘディングゴールが。中央を狙い続けるうちでは滅多に見られない形のゴールなんだけど、クロスを上げたのもヘディングゴールを決めたのも、2人とも5年生。
この2人は学校は違うけどうちのクラブでちっちゃい頃からずっと一緒にやってきて、あのクロスをあげたのがアイツじゃなきゃ、きっとアイツはあそこで頭を差し出すことはなかったんじゃないか。
いや、その前に相手DFにカットされてたんじゃないか。
アイツからアイツへと気持ちを乗せたボールだったからこそ、あのクロスは綺麗な弧を描いて、アイツの頭に届いたんじゃないか。本気でそんな気がします。
サッカーって意外とこういうことが多い。決して戦術や技術だけじゃ語れない。気持ちには、引力がある。
観ていて楽しいだけじゃない。そんなエモーショナルな部分までもがグラグラと揺さぶられる、今年一番の試合だったのです。
先週が今年一番だったはずなのに。それを一週間でまた更新しちゃったぜ。
少ないからこそスペシャル。その言葉を彼ら自身で体現してみせた。
夕焼けの中、最後のゲーム。
最新の自分が最高の自分。いいぞもっといけ