スルーパスはクラブの代名詞
WCBA(We Can Be Adribler)
2月2日(土)2年生・レコスリーグ
(東京横浜ドイツ学園)
最初の1試合目は、AとBに分かれ、2コートで同時進行。
vs エストレーラFC
vs 横浜港北SC
2試合目 vs CA横浜セレーラ
この試合は、10分 x4本をABABの順で交互に。
12月初めの試合だったかな。怠慢なプレーと態度が目立った子がいて
その時、年イチくらいな強度でめっちゃ叱ったんですよ。
で、その後は体調不良だったり何なりでしばらくその子は試合をしていなくて、今日が、その日以来の久々な試合だったわけです。
最初のゲームから明らかに顔つきが違っていて、これまで見せていた勝手な王様気取りも怠慢も勘違いな姿勢もなく、チームで一番、ていうくらいに必死に走り、相手に向かい、最後まで諦めずにボールを追っていた。
叱ったから次は良くなる、っていう単純なことではなくて、きっと彼の中で期するものがあったのだろうし、試合から遠ざかっていたこの期間、どういう心境で過ごしてきたかを想像しながら彼のプレーを観ていたら、思わずグッと胸に来るものがありました。
残念ながら彼以外の子でこの日の試合中にチンタラとやる子がチラホラいたので
その子達を交代させた時に
「あいつの顔をよく見ろ!」って、彼を引き合いに出したくらい。
少年は、こうしてだんだん大人になっていくんです。
上に書いた子のプレーではないですが、今日イチのプレーがこちら
↓↓
味方が奪われたボールをすぐに奪い返し、時間をつくってから、その奪われた子にスルーパスで返す。このプロセス。
つい半年前までは試合になるとチキって涙目になってあわわわ…となっていた子が、今ではここまでやる。ドリブルを起点にしたスルーパスでの崩し。良いシーンでした。
スルーパスは、クラブの代名詞。
普段のカオスな環境がそうさせるのかな。クラブの血は、脈々と受け継がれてます。