ロボスフットボールクラブ日報、週報、いや月報?季報?年報かも

横浜市で活動しているロボスフットボールクラブです。クラブのスローガンはSUSTAINABLE FOOTBALL。好きなサッカーを長い人生で、ずっと楽しんでもらえるように。横浜/保土ヶ谷/旭/戸塚

大逆転はしたけれど

2月23日(土)U-10 レコスリーグ

(東京横浜ドイツ学園)

 

雲ひとつない良い天気。グランドは気持ちいい人工芝。

結果、試合開始10分前になってもまだこうしてスイッチ完全オフだった人達の光景がこちら。

 

f:id:neutralfootball:20190224105557j:image

 

仲良いのも結構、自分で時間を考えてあえてリラックスした時間をつくっているのならばなおさら結構。ただ残念ながら、試合のためのアップを正直それぞれほとんどしてない状態でこれ。

 

久しぶりに大説教せざるを得ない。試合会場でしかやれないこと、試合前の時間でしかやれないこと(試合前だから必要なこと)をやれ、と。

 

そしてもう一つ、午前の練習を終えてわざわざ応援に来てくれたU-13の某選手に対しての接し方。

彼は温厚な性格だから何も言わないしそれほど感じてないのかもしれないけれど、4年生数名が見せたあまりの失礼さに、僕が本人に代わってブチギレといた。

「おまえら、3こ上やぞ。大先輩やぞ。マジふざけんな」と。

 

なので前半は「どうぞ自分達だけでおやりになって下さい。メンバーチェンジだけはするけど、あとは俺は何も言わないから」と突き放して試合開始。

 

f:id:neutralfootball:20190224105601j:image

前半は2-4でビハインド。ただしうちの配置を変えてから相手の子達がパニくってしまったようで、前半なかば過ぎからはほぼこちらのペースでやれる状態に。お灸をすえる意味でも、本当ならば0-5くらいになってくれればよかったんだけど。

まぁ正直、突き放されて我に返った後の彼らはよくやってました。

 

「2点のビハインドはベルギー戦と同じ状況。一番おいしいスコア。

相手のほうがみんなよりも上回っている部分はココとココで

対して相手よりみんなが上回っている部分はコレとコレで、あとそれぞれに、いくつかあるでしょと。

それを前面に出して《タタカって》こい」と、ハーフタイムに。

 

後半のキックオフプレーでいきなりゴールをし、一点差。その後も流れはそのままで、終了間際に同点に追いつき、その後のラストプレーで一気に逆転ゴール。

5-4。一年に一度あるかないかの、大逆転勝利となりました。

 

その日の夜

応援に来てくれて一緒にベンチに入って一緒に戦ってくれたあのU-13の選手から

「小学生の頃、自分もスエルテでやりたかったなって思える試合でした」というLINEが。

 

この日の試合がどういう試合だったか。それはわかりやすいスコア以上に、彼のこの言葉から察してもらえると思います。

 

試合前はお説教したけれど、試合後は、全員を褒め称えた。勝ったからではなく、試合中の「タタカウ」姿勢が素晴らしかったから。

だからなおさら、試合前にしっかりと良い準備をすれば、こんなスロースタートで苦労しなくても前半から良い試合ができるんじゃないのかなとは言ったのだけど

 

まぁ時間が経ってから思い直せば、こういうあやふやな不安定さや拙さこそが小学生ならではだし、アップは全て選手達に任せてるのは昔からで、だからスロースタートも昔からで、後半に火がついて大逆転…とか、うちでは昔からよくあることだったなぁと。逆転のスエルテって言われてたし。

 

この4年生達、前回の試合も0-3から同点に追いついた(結果負けたけどw)

そしてこの日もこんな感じ。

良い意味でも悪い意味でも危険な香りがプンプンしてた昔のあの感じを、ちょっと思い出させてくれる子達でもあるんですよね。

 

そんな感じでした。

結論。先輩への礼儀は大事やぞ(バリバリ体育会系)

 

あともうひとつ

2年生から唯一この日の試合に招集した某選手が、史上最高の彼でした。周りのレベルが上がればなおさらセンスが引き出されるのがよくわかる。

自分よりはるかにデカい相手と対峙してもなんら慌てないあの落ち着きと、そこから急変する爆発ぶり。その緩急がすごい。いつか映像で見た「8歳の時のメッシ」とソックリ。

 

この才能を邪魔しないように、俺は今後どう付き合っていけばいいんだ…と、真剣に悩んでます。

もちろん、嬉しい悩みなんですけど。