一歩を踏み出す 〜 U-11・プレミアリーグ
10月5日(土)
【 U-11 】プレミアリーグ神奈川・2019-2020
(境川遊水池公園)
久しぶりにプレミアリーグ。この日は2試合。
1試合目の前…
うちは「アップをしないチーム」として有名なのだが(本当か)
なぜか子ども達、自分たちでマーカー持ち出してダッシュとかシャトルランとかやり始めた。
ま、マジか…悪い予感しかしない 笑
いや、やる気があるのはいいことだし自分たちで何かをしようというのはいいことだけど、試合前にシャトランとかは頼むからやめてくれ、となかば強引にやめさせた。だって、気温30度超えてるのに(汗)こんな日にそんな一生懸命アップしてどないすんねん、と。
そんな1試合目でしたが相手のペースに合わせてしまい、良いところを自ら封印してしまったような残念な内容で、1.2ピリオドはなんとなく時間が過ぎてしまった感。当然失点もする。
ようやく最後の3ピリオド目だけ良くなって0-0の好ゲームができたという感じだったけど、結局0-4で敗れ。
気を取り直して2試合目、昔からの好敵手・ダビデFC戦。
やっぱり噛み合う相手とのゲームは観ていて楽しくなる。そして選手たちも、相手に感化された部分もありながら、ようやく目が覚めてきたという2試合目。
3ピリオド制で1点ずつ取って3-0で勝つことができたけれど、普段、ジュニアユースの練習に参加していたり実際にU-13リーグにも飛び飛び級で出場させているような、これまでならば「外せないよね」と思っていた選手たちを、いい意味で平気で外せるようになってきた。
他の5年生たち、そしてこの日数名呼んだ3.4生たちが特にこのダビデ戦は素晴らしいパフォーマンスぶりを見せてくれたし、最後の最後に追加点を取ったのは、先週の3年生同士のゲームで僕にこっぴどく叱られた某3年生。
左サイドからのチャンスメイクを嗅ぎつけ、右サイドを自ら疾走、送られてきたグラウンダーのクロスをダイレクトで叩き込んでのゴラッソ。
このゴールは嬉しかった…!
もう一人の某3年生もこの日は無双状態で、ドリブルで相手をぶっちぎるシーンが何度も。
やっぱり、周りのレベルが上がれば上がるほど、能力はさらに引き出されるんですよね。
3年ドリブラーが魅せた、ぶち抜き3連写。
(1試合目)
この日、自分の弟が幼稚園の運動会だった某4年生。彼自身もこの幼稚園出身で、今日行われる弟の運動会が、一家で幼稚園の運動会に参加できる最後の機会だったのだけれど
この日の試合に呼ばれて、彼自身が「呼ばれたからには試合に行く」と決めたらしい。
試合帰りに少しだけ顔を出せた運動会の場で、彼のお母さんがそう教えてくれた。
そうして自身の決断で試合を選んだだけあって、この日の彼は今までで最高のプレーを見せてくれて。
これまでどうしても少しお子ちゃまな部分が多々顔を出していた子なんだけど、この日の彼は、そういうナイーブな顔を一切見せずに、果敢に相手ゴールに迫って決定機をつくり、守備にも自ら何度も返って、ピンチを防いでもくれた。
最後の3ピリオド目
「もう無理…」「足痛いから無理」という5年生何名かを尻目に「まだ行ける。行く!」と自ら手を上げて、2ピリオドから連続で出ていってくれた。
こういう、フットボーラーとして一歩踏み出す姿に立ち会えることが、コーチをやってる中での大きな喜びでもあるんだよな。
良き一日でした!