ホセ・メンドーサ vs 矢吹丈 以来の衝撃
11月7日(木)
歴史的な一戦を観た。この写真、凄すぎる。
と、その前に…
昼間はこんな感じで、牧歌的で平和なグランドの風景。
綺麗な夕焼けを見つけて一緒に見る。
こういう何気ない「いっとき」も、小さな彼女の思い出にずっと残ればいいな。
で、夜
楽しみにしていた「井上尚弥 vs ノニト・ドネア」
家に帰っていては間に合わないので、第三京浜の都筑PAにて車中で観戦。
ボクシングでこんなに興奮したのは初めてかもしれない。興奮と、感動と。
数年前、八重樫東が当時最強のローマン・ゴンザレスにめった打ちにされながらも何度も立ち上がり、最後は壮絶にKO負けしたあの試合以来、そしてあれ以上に感動した。
相手は5階級制覇したレジェンドのドネアといえど、ピークは過ぎているわけで
日本ボクシング史上最高の才能と言われる井上尚弥が、あっさり2RくらいでKOするものだと楽観してたのだけど。
いやそれよりも前に、ドネアが「怪我しました」とか言って試合自体が直前になくなるんじゃないかとすら、僕は思ってたんだけど
ドネアは選手生命をかけて、きっちり仕上げてきてた。前日計量の姿を見て、なんかピリピリするものを感じた。
あ、本物だっていう。
試合は1Rから超ハイレベルの技術戦、間合い戦、駆け引き、一つ何かを早すぎたり遅れたりしたらひと刺しでやられてしまうというヒリヒリした緊迫感と、信じられないほどのスピードと。
トイレに行けないほどに夢中になって、車の中で声を上げながら興奮した。
お互いをリスペクトしながら最高峰のレベルで打ち合う両者の姿に心から感動したし、そして最終ラウンドのラスト10秒、声を上げながら井上に対し猛然とラッシュしに行くドネアの姿に、涙が出そうになった。
Twitterにも書いたけれど「ホセ・メンドーサ vs 矢吹丈」以来の、ものすごい試合を観た。
この試合を言い表すには、この表現が一番のような気がする。
この試合を経験した事で、井上尚弥はもっともっと強くなるんだろうなぁ。