【JY】丘の上に立った狼たち
ここからスタート。思い出深い一日。
2019年4月6日(土)
【ジュニアユース】
ロボスフットボールクラブ・ラコリーニャス
『 第54回横浜市長旗杯 』
(長坂谷公園)
1回戦 vs FC緑
ジュニアユース立ち上げ2年目、今年度から公式戦にも参戦できるようになり、その皮切りとしてまずは横浜市長旗杯へ。
相手は老舗の強豪、しかも3年生。
うちは2年生6名と新1年生10名の計16名で高い壁への挑戦。
その場では埋められないフィジカルの差に関しては、それはもう仕方ない。
速さ、強さ、デカさはその場で覆すには無理な話で。
でも、速さではなく【早さ】ならば誤作動を起こせる。相手よりも【先に】観ておく早さ、相手よりも先に考えておく早さ、そして相手よりも先に動いておく早さ。
サッカーで大事なのは早さ。ここの意思統一は、事前の練習から準備していました。
それに加え「相手を遅くするにはどうすればいいか」というところの意思統一も。
あえてゆっくりやりながら、ミラーパスを交えて左右と斜めにボールを動かし、のらりくらりとドリブルを交え、相手の目を揺らす。目を揺らさせて姿勢を揺らさせて、相手を船酔いさせよう、と。そしてどこかでオセロをひっくり返す。
この日のゲームプランは、そんな感じでした。
相手はkickoffからフルスロットルで来てくれました。こちらが1.2年生しかいないというのは相手もわかっているから、ひょっとしたら舐めてくれるかなと思ったけれど、そんなことは一切なく。こちらが1.2年生だろうと、公式戦初試合だろうと、そんなの関係なく、最初から真剣勝負のフルパワーで来てくれて。勝敗とは別にして、その姿勢はとても有り難かったです。
ずっと攻め込まれ続けながらも、前半なかばまでは耐えて凌いで、なんとか0-0。これ前半ゼロでいければベストやな…と思いかけたところに、最初の失点。そこから、試合は一気に動き進んでいったのでした。
前半0-4、後半0-12、計 0-16。こちらのシュートはゼロ。これ以上ないくらいの完敗。
完膚なきまでに叩きのめされたけれど、でも、手を抜かずに執拗に襲いかかってくる相手に食らいつきながら、最後まで試合を諦めず、繋ぐことを諦めず、遊び心とプライドを保ちながら、記念すべきデビュー戦を、楽しみながら戦ってくれたと思います。あれだけ圧を感じてるのに、あれだけ後ろから繋ごうとするとは思わなかった。選手達のあの姿勢は、とても誇りに思います。
そして普通あれだけ差がつけば途中から緩くなり手を抜くチームも多いのに、上述したように、この日対戦したFC緑さんは最初から最後まで、フルパワーで我々を迎え撃ち、真剣勝負を貫いてくれました。最初の公式戦の相手が、このような良い相手で本当に良かったです。
応援して下さった皆様、FC緑さん、ありがとうございました!
ロボスフットボールクラブ・ラコリーニャス
ロボは、スペイン語で【狼】そしてラ・コリーニャは、スペイン語で【丘】
つまり【丘の上に立つ狼】という意味を込めて、この名をつけました。
立ち上げから1年を経て、ようやく丘の上に立った狼たちの物語が、ここから始まる。
次は、ついにクラブユース選手権。
その試合を終えた後に、昨年の立ち上げからここまでの道のりを、じっくり振り返りながら書こうと思ってます。
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