【 夏合宿報告 ③ 】1〜3年生・南房総合宿 〜 粘土団子ふたたび、の巻
8月14〜16日
U-9・南房総合宿(サンセットブリーズ保田)
昨年に引き続き、1.2.3年生は千葉県南房総「サンセットブリーズ保田」へ。
合宿から1ヶ月以上経ってしまいましたが、遅ればせながら、その報告ブログです。
昨年は、こんな感じでした。
粘土団子をばらまいた昨年に続き、今年は…
詳しい報告の文章は、下のほうにあります。写真すっ飛ばして文章読みたい人は、一気にスクロールよろです(そんな人いないか)
まずは、3日間の写真から。
初日(8/14)
着いて早々、まずは海。
みんな楽しそうに遊んでた。カニ捕まえたり、ウニを捕ろうとして止められたり、腰まで浸かってハシャいだり。干潮の時間を狙って到着をこの時間帯に合わせた僕の地味なファインプレーを誰か褒めてくれ。
鷹あらわる(トンビかも)
さぁ、海のついでにサッカーだ!の時間。
いきなりですが、負けて号泣する人達
やっぱり楽しいぜ!
ここでもグルグル回りたい人
今年もサポートに来てくれた早貴パイセンによる、水噴射攻撃。
夕暮れも美しい。思わず黄昏る
ところで
この日の海遊びの時、女子2人組(2年生)が寄ってきて 「くぼっちの一番好きな色って何?」と聞いてきたので 「うーん、今は紫かな、でも何で?」と聞いても 「まぁまぁ」とニヤけて去っていった数分後…
彼女達が、僕のために拾ってきてくれた紫の貝たち。
あぁ、娘がほしい。切に思った(嬉)
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2日目の朝。半ば強引に、皆で海へのお散歩。
前夜「わたしは行かない」と寝坊を宣言していた早貴パイセンも、やっぱりちゃんと起きて来てたw
2日目のスタート。
笑いながらボールと相手を追っかけてる。楽しくなくちゃ、この顔はできないよね。
これも
3日間で氷どれだけ使ったか、検討もつかん
昼食。中華丼が美味しかった。
通常、合宿での昼食はほぼ仕出し弁当。でもここでは、昼食も出来たてのあったかいご飯がすぐに食べられる。これが、何とも嬉しいのです。
ほぼ親子。微笑まし
リラックスも大事です
昼食後は一旦、宿に帰りしっかり昼寝。一棟貸しだからこそできる贅沢。
休むことも、トレーニングの一つ。他の子が休んでたり寝てるのに「うぇーぃ」とハシャいで遊んでしまい叱られる選手も当然いたけれど、自分の意思で休めない選手は、絶対に成長しないのだ。
午後は早貴プレゼンツ、ガチンコゲーム大会。
最後、優勝チームと大人チームで対決。気も使わず変な配慮もせず、普通にぶっこぬいて大人のチカラを存分に発揮して一蹴したった。ゲームをやるなら大人も子供もない。フットボールは甘くない。悔しかったら練習しろ
と、そんな狡い大人に対し悔しさが爆発して、某3年は30分くらい大号泣してましたw
2日目のスケジュールが全て終了した後の、何をするでもない、こんな時間が大事。
自由で、スキマの時間。
時間に縛られない、大人にも縛られないこういう時間に、感性は育まれるのだと思う。
海を覗く人たち
覗きたいけど上れない人
一人になっても、まだ海を見てる
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あっという間に最終日(2泊は短い)
朝食。これは久保田チョイスっす
夕食も朝食もビュッフェ形式。自分の食べたいものを、食べられる量だけとる。これも練習、というか慣れ、かな。
ビュッフェだと尚更、それぞれの家での食生活(食教育)が垣間見れる。
我々、何度絶句したことか(毎年の恒例行事)
最終日のこの日は、地元の「南房総コスモTFC」さんが試合をしに来てくれました。
昨年も来てくれたけど、今年はお盆真っ最中なのに、スケジュールを調整してまた試合をして下さいました。選手の皆さん、座間さん、今年もありがとうございました!
試合は2コートに分かれ、2.3年主体のAチームと、1.2年主体のBチームという編成で。
両方とも、良い雰囲気でやれてたな。
早貴コーデ(お揃い)
なんだかんだ生意気を言いつつも実は早貴のことが大好きで、いつもくっついてた人
やっぱり今年も挨拶でキョどっていた自称キャプテン(2年連続)
帰る前、やっぱり海!カニGetしまくり!
海を見つめ、何かを想う男
アルバムは以上です。
さて
昨年に引き続き利用させてもらった「サンセットブリーズ保田」は、コートの横が海、一棟貸しの宿舎の裏も海。ビーチだけでなく近くには漁港もあるし美味しい寿司屋もあるし温泉もあるしと、ただでさえテンション爆上げのロケーション。
もちろん今回の合宿では寿司屋も温泉も行けなかったので、今度はプライベートで必ず行こうと目論んでます。
昨年は「サッカーで遊べ!」を合言葉にたくさんの粘土団子(冒頭のブログ参照)をバラまいたけど、今年も大枠はそんな感じ。3日間の期間中、たくさんゲームして、出来ることと自信を増やして、たくさん遊んで、海行って、またサッカーで燃焼して、また遊んで、海に癒されて、宿ではノンビリ過ごして、と。
たっぷりサッカーして、充実した3日間を過ごせました。
それぞれがどの粘土団子となって、どこにどんな花を咲かすかはまだ分からないけれど、こちらの狙い通り思惑通り予定通りのものを身につけさそうとするのではなく、あくまでもその肥料と種をバラまいた上で、どこから芽を出してどんな伸び方をするのかは、これからの彼ら彼女ら自身と、僕らを含めた周りの大人たちがつくる環境によって、自然に決められていくのだと思う。
その子によってその場所もタイミングも種類も違うから、こちらはその違いを当たり前に受け止め、認めて、違いこそが魅力なんだというスタンスだけは、絶対に失くさずにあの子達と接していきたいと思ってます。
そんなフィロソフィーと想いを伝える(ある意味では《伝えない》と言えるのだけど)場の凝縮版が、毎年の合宿でもあるんですよね。
さ、その成果はこれからのんびり楽しみに待っていましょう。
さて
今回の合宿は対象が1〜3年生ということで、毎年そうなんだけどサッカーだけでなく「宿泊訓練」的な要素もかなり含まれます。
ただテーブルに座っていればご飯が出てくる、服の支度も片付けも困ったら親がやってくれる、手伝ってくれる、といった王様気分でいられる自分の家ではなく(もちろんそんなの許さない家もあるだろうけど)そんな極楽な家から飛び出し、親元を離れ、あくまでも自分一人で「人の中で」生活する環境に入れば、自分のことは全て自分でやらざるを得ない。
合宿の目的は、サッカーと同じくらいの重要度でほぼこれです。
少年団などでは合宿にも数名の「お当番」のお母さんが同行して子どもの世話をみたりという習慣が多くあるようだけど、うちでは絶対に合宿に親は同伴させません。させたら、合宿の意味がなくなるやん、と思うから。
学年を重ね、何回も合宿を経験していくうちに子ども達も慣れてきて、自分のことは自分でやるなんて当たり前っしょ、そんなの余裕、となってくる。でも低学年のうちはまだまだそうはいかないしエラーもたくさんあるから、ある意味うちの合宿は、低学年の合宿が一番厳しい環境と言えるのかもしれない。
「自分のことは自分でやる」以外にも、人の中で生活するわけだから、その中での自分、という立ち位置を自分で意識して行動する、という練習の場でもあるわけです。
うちは就寝時間は決めない。眠くなったら寝ればいいし、まだ寝たくなければ起きていたっていい。翌日のスケジュールは伝えてあるから、翌日のことを考えて自分で就寝時間を決める。
自分は起きていても他の子が先に寝たのならば、静かにしてあげるのが最低限の約束として伝えてあります。約束する以前に、そんな当たり前の気遣いを、当たり前のようにサラリとやってほしいなと。
その気遣いができず「俺らはまだ騒ぎたい!遊びたい!うぇーい!」となったら、そこで雷が落ちる。もう毎年の恒例行事ですが。
もちろん低学年だから、まだそういうことの連続。それ以外にもたくさん気遣いと想像力が足りなすぎるシーンの連続になるのは仕方ないのだけど、でもそこを伝える機会こそが合宿でもあるので、どうしても、子ども達を叱る機会も多くなっちゃう。
叱ることは心が折れる作業でもあるのでこちらの気も滅入ってしまうことが多いのが、この低学年合宿だったりするんですが。まぁ、もちろん今年もそうでした(汗)
僕がそんな感じなので、なおさら、今年もサポートスタッフとして参加してくれた早貴の存在は、本当に大きかった。
おじさん3人のサッカースタッフだけだと、きっと子ども達も息詰まっちゃう。
そこに、クッション役であり中和役であり天性の癒しキャラである早貴がいてくれたことで、今回の合宿は初めて成立しました。
子ども達も、彼女にはとても懐いていたし。
彼女を呼んだ僕を誰か褒めてくれ。
そして保護者の皆さん、今度会ったら、彼女のことをたっぷり褒めてあげて下さい。
最終日。早貴パイセンと。
数年後(もっと先かな)この中から誰か、まだ見ぬ未来の後輩たちをサポートしに来てくれるような子がいればいいな。みんなの手で、クラブの文化を継承し伝え続けていってほしい。
ある時の一枚。
楽しそうに戯れ笑顔で躍動する子ども達の姿から、今回の合宿がどうだったか、を想像してもらえればと思います。
快く子ども達を送り出してくれた保護者の皆さん、ありがとうございました。
10月には、あえてサッカーだけに特化した強化合宿も実施します。夏とセットでの成長の機会と捉え、ぜひ参加して下さい。
今回の期間中、松永コーチが毎晩光の速さでアップしてくれていた、フォトレポートはこちら
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