勇気とは 〜 そして小幡塾
16日のU-13リーグと、23日のU-14リーグ。
まずは16日のU-13リーグから。
6月16日(日)
【 ジュニアユース 】ロボス・ラコリーニャス
U-13リーグ、開幕戦。
(常盤公園グランド)
前半、何を怖がっているのか、ボールを受けても急いで前へ前へと急ぐだけで、当然そこには味方の繋がりもそのあとのイメージも何もないので、あっさりとボールロストしてしまうことの繰り返し。
味方に預ける勇気、慌てない勇気、味方からボールを受ける勇気、自分が勝たせる、という勇気と気概も感じられない前半。当然、前半だけで3失点。
U-13リーグにはロボスの小学生も出す。この日は4名招集。
その4名が、前半の戦いぶりをベンチから見ていて「俺、行ける気がする」と。
確かにこの4名はその勇気という土台があり、そこに技術も乗っけられるからこそ呼んだわけで。
1人は前半のうちから出し、残り3人も後半のスタートから。
ハーフタイム
勇気を持つこと、そして勇気を出すこと
勇気とは、無謀なところに向かっていくのが勇気なのではなく、味方を信頼する勇気。
だからこそ、前半はその勇気がなく、ボールを繋ぐこともできなかったと。
後半、ジュニアの4名がまずその勇気を示してくれる。年上の中学生相手にもまるで怯まず、自分の技術を信頼し、そしてその後の味方との繋がりをも信頼した上で、あえてゆっくりプレーできる。
この刺激がピッチ全体に伝わり、中1達にも伝わり、チームが、前半とはまるで生まれ変わって別のチームのようになった。
最初から、この勇気が持てていれば。最初から、この戦いができていれば。
悔やまれる試合だったけれど、後半のプレーに、今後への光明を見た思いでした。
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一週間後・6月23日(日)
【 ジュニアユース 】ロボス・ラコリーニャス
U-14リーグ・第4節
(伊勢原市立石田小学校)
この日はU-14。小学生はもちろんいない。中2、中1のみで戦う。
前半、先週のU-13リーグで見られた勇気のなさが、またしても現れてしまう。今度は中2の選手達にも。
公式戦という舞台がそうさせるのか、相手の寄せの早さにそうなってしまうのか。
練習の場とはまるで別人のような姿を見せる選手達。もちろん全員ではなく、3割くらいの選手達だけなのだけれど。
でも、それだけの人数が勇気を持てなかったら、当然ながらフットボールは成立しない。
味方の中でやるのがフットボールであり、味方とともに相手の状態を見ながらボールを保持して繋いで前進させていくのがフットボール。
その一番肝心な「味方と繋がる勇気」を何名かが持てないのならば、当然、チームとしては機能しなくなってしまう。
ハーフタイム。過去最高なくらい、彼らに対して強く諭した。
臆病者、とも言った。そう言わざるを得ない選手の、目を覚まさなきゃいけなかった。
後半、ようやく勇気を出し始め、立ち直り始める。
いつもの恒例行事になりつつあるけれど、前半とは別の姿を見せた。
ハーフタイムだけでなく、試合前から完全にこちらが主導権を握って全てオーガナイズして彼らを焚きつけて、試合の戦略だけでなく彼らのハートやマインドのスイッチまでも全てこちらが操作すれば、きっと前半からこういうプレーはできるんだろう。
でも、、それじゃまるで意味ない。何のためのフットボール?主役は誰?ということになってしまう。
ジレンマはこれからも続いていくんだろうな。
試合後
あまりにも悔しくてあまりにもモヤモヤして、このまま帰るのはどうも気が進まず…
尊敬する塩釜の小幡さんが上京して「小幡塾」を夕方から開くので、、小幡さんに会ってエネルギーもらおう、何かヒントももらおう!と思い、急きょ参加することに。伊勢原から、遠路はるばる北区の飛鳥高校まで向かったのでした。
小幡さん相変わらずエネルギーすごかった!さすがU-80日本代表…!
キックについて、たくさんのヒントをもらえました。
飛鳥高校女子サッカー部の選手達の雰囲気がとても良くて、一緒にゲームやらせてもらってとても楽しかったし。
最新兵器・エクサライツ
やっぱり行ってよかった。元気もらえました。小幡さん、金澤せんせ、飛鳥のみんな、ありがとうございました〜